皆様への本サイトからのメッセージ

◆皆様への本サイトからのメッセージ◆

日本の歴史と文化を考える「日本の未来と憲法を考える」
我が国は四方を海に囲まれ、七割以上を山岳が占め、限られた盆地や平野を中心に、山紫水明、自然豊かな恵みの中で、稲作を中心に生活文化を築いて来ました。

そんな中、自ずと自然や人同士との調和を大切にし、古来よりの神信仰と仏教の融合の中で、和を事の他大切にし尊ぶ国柄として長い歴史を紡いで来ました。聖徳太子の「和を以って尊しと為す」の一文は、その代表的、精神的遺産でもあります。

東は太平洋を望み、西にはユーラシア大陸に面し、幾度か古代伯水江の戦いや、中世元冠の襲来等を乗り越え、独立国として国難の危機をもくぐり抜けて舞りました。然し、16世紀頃から始まった西洋の大航海時代に、西洋文明の伝播の嵐にさらされようとしていました。詰り、キリスト教の布教と科学や技術力の進歩優越、そして貿易や経済のダイナミズムと同列にあった植民地主義や奴隷制度といった、人類学的価値観とも対峙せざるを得ないことも予測されました。

そういう状況の中で、鎖国という奇跡的な民族固有の時間空間を、270年近くも独自に育み保ったのは徳川武家政権でした。やがてその国民的エネルギーは、後の幕末明治維新へと開花し世界の荒波へと船出することとなります。

明治維新以来、自立自尊の近代強国を目指し、ほぼその骨格が定まり、手足を自由に駆使することが可能になるまで、約20年以上を要しました。そして議会や内閣制度と立意主義が確立した明治中期以降、日本の運命は否が応でも世界と共に歩まざるを得ませんでした。逆さ地図ではありませんが、大陸からみた日本列島・諸島群は、太平洋とユーラシアを遮る大きな壁であり、防波堤であり、東西横断の関門であります。

この時代、将にこの最後の砦を死守する為に、明治憲法制定後、ほぼ10年に一度の割合で清国、ロシアと云った大国と一戦を交え、第一次世界大戦、日中戦争へともつれ込み、そして人類で最終であろう第二次世界大戦にて終結しました。
その結果、悲惨な敗戦でなお残した唯一のものは、国際連合体制や冷戦の到来による諸国の独立と奴隷制度の廃止といった価値以上に、「世界・人類が再び二度と、全世界を分けての大戦を起こすこと、それに伴い、核兵器を使用しての全面戦争が、つまりは人類の滅亡を意味するという」人類史に於ける最大で最終かつ唯一の警告的な教訓を導き出したことであります。その願いとして生まれたものの一面が日本国憲法でもあります。

さて、時代を鳥瞰的に、歴史を俯瞰してみると、黒船の来航以来、面白きように50年毎の節目をきざんでいることが分かります。明治維新以来の独立自尊の願望はやがて日露戦争を経て結実し、不平等条約を解消して初めの50年を迎えています。次に大正時代に第一次世界大戦の勝利で利を得るも、明治末期に起こっていた東京大洪水に加え、大正時代の関東大震災や、昭和の世界大恐慌、東北震災大津波等にも見舞われ、満州建国へと進む孤高の自衛拡大路線に転じながら、軍国主義を極限にまで伸展させ、1945年8月15日を迎えることとなります。正に50年を節目に大きな山を昇り、下って行く姿が見えて来ます。

然かるべく、戦後も50年を節目として同じ様な弧を描きつつ進む姿が見えます。現在は戦後経済発展から、冷戦終結以降の長期にわたるGDPの横ばいゼロ成長へと続き、ある意味で日本は現在「未来百年」を占う大きな分水嶺の最終局面に差し掛っていると言えるかもしれません。戦後体制と護憲的平和主義は、いい意味では、歴史の反省の上に立ったものとして、西側の経済発展の牽引役として、又、国民生活の向上に合致し、この路線は支持され国民意識としても定着しました。

平和憲法を基軸に、日本安保体制と経済発展至上主義は、戦後の歩みの50年間殆ど一貫して変わらぬ価値観となりました。
然かし乍ら同じ価値観、平和的社会状況が世界の中で50年、100年といつまでも続くと思い続けるのは、諸行無常の自然の摂理と同様大きな誤りの元となりかねず、既に米国は冷戦終結以前より、その変革、転換へのシグナルや要請を強く送り続けています。1980年代のプラザ合意や、B-S規制を始め、様々な年次改革要望書や近年での郵政問題、あるいはTPPも一面では、安全保障への米国の過剰な負担解消の為の切り札として利用される可能性も否定出来ません。

政府や政治家がある意味正確に真実の姿を知らせることを怠っているだけかも知れず、事態は着々と進行しています。ここ半年一年前後で日本の将来の帰趨が決定するのではないかと杞憂にも似た危惧を抱いております。

日本は、これまでにも大きな難関を乗り越えて来ました。明治憲法、又、昭和憲法にしろ、これらの一国の運命は少なからず憲法そのものに包含される要素に左右される一面を見逃してはなりません。

今又、日本人の底力がためされているのでしょう。世界の荒波に果敢に船出し、軍事を中心に頼るのではない、又、経済のみを追求するのではなく日本にふさわしく革新的な、新しい世界の平和と、人類の存続に必要な道を切り開く為の、何かしら得意な貢献分野を必ず見い出すことが可能であると信じます。

温故知新の通りであり、もう一度我が国の日本の歴史と文化を見直してみてはいかがでしょう。まだまだ日本の未来将来、努力次第でこれからと考えます。常にこれからです!今日より未来へと道を切り開く可能性は無限です。

日本の未来は明るい!よって世界の未来も明るいと信じることです。同時進行の未来を切り開けると固く信じます。